こんにちは。
絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。
一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。
- 高性能な家を建てたいけど、高くなるのでは?
- 坪単価をおさえて、高性能な家を建てる方法が知りたい!
- やっぱり高性能な家といえば大手ハウスメーカー?
こんな疑問にお答えします。
せっかくマイホームを建てるのですから、冬暖かくて夏涼しい家にしたいですよね。
ですが高性能な家(≒高気密高断熱住宅)にするには、断熱材を厚くしたり気密性を高める工事が必要だったりと、金額が高くなりがち…。
しかし、これから新築予定の我が家は、UA値が0.20(HEAT20のG3基準という厳しい基準をクリア)の高断熱住宅となっており、坪単価も60万円台に収まっています。
結論からいうと、金額をおさえることができた理由は、たった1つ。
それは「地元工務店」に家づくりをお願いしたから。
なぜ、地元工務店で建てると安く高性能な家を建てることができるのか、ひとつずつ深堀りしていきますので、これからマイホームを建てる方は是非参考にしてくださいね!
それでは、続きをどうぞ。
こんな方におすすめ
- 金額をおさえて、高性能な家を建てたい!
- 家以外の趣味にもお金をかけて、豊かな暮らしをしたい!
- 高性能な家を大手ハウスメーカーで建てようとしたけど金額が高すぎた…。
タップできる目次
坪単価60万円台で超高性能な家を建てる方法【坪単価とは】
まず、「坪単価」について確認しておきましょう。
坪単価とは
1坪(1.82m×1.82m=約3.31㎡)あたりの工事費のこと。
工事費については、外構工事費や外部の給排水設備工事、諸経費などは除いて、純粋な建物自体の価格で計算するのが一般的。
しかし、坪単価を安く見せるために、住宅設備や電気工事、設備工事なども差し引いて計算している場合もあるので要注意。
坪単価については、計算方法が定められていないので、単純比較できないのが難しいんですよね…。
ちなみに、ハウスメーカーの坪単価の目安は以下のとおり。
ローコストハウスメーカー→40〜50万円/坪程度
中堅ハウスメーカー→60〜70万円/坪程度
大手ハウスメーカー→80〜100万円/坪程度
我が家は中堅ハウスメーカー程度の坪単価ということになりますね!
坪単価60万円台で超高性能な家を建てる方法【地元工務店が安い理由4つ】
それでは、なぜ地元工務店で建てると金額をおさえることができるのでしょうか?
理由は大きく4つ。
地元工務店が安い理由【4つ】
- 自社大工がいる
- TVCMを出さない
- モデルハウスがない
- 営業マンがいない
ひとつずつ解説していきます。
1.自社大工がいる
ハウスメーカーの社内に大工がいるということはほとんどなく、基本的には下請けの工務店の大工を使います。
それに対して、設計から施工まで一貫して請け負うことができる地元工務店では、自社に大工がいる場合が多いんです。
下請けを使えば、当然自社よりも費用が高くなってしまうため、その分が工事費に上乗せされることになってしまいます。
さらに、自社大工だと自社独自の仕様に慣れているため、必然的に品質の良い家を建てることが可能なんです。
2.TVCMを出さない
聞いたことがある方もいると思いますが、大手ハウスメーカーなどはTVCMなどに多くの広告費を使っています。
「着工戸数も多いので、割り返せば1戸あたりに上乗せされる広告費はあまり高くはならない」という意見もあります。
しかし、地元工務店はそもそもの広告費自体が0である場合がほとんどなので、広告費による工事費の上乗せが少ないのは、圧倒的に地元工務店なんです。
今の時代は、SNSで広告費をかけずに情報発信ができますしね!
実際に工務店がインスタやフェイスブックで情報発信しているところは多いです。
たまに広告を出すことがあったとしても、ネット上の広告など、費用があまりかからないものを選択して広告を出している場合が多いですね!
3.モデルハウスがない
モデルハウスの建築には、1戸あたり5,000万円以上かかると言われています。
さらに、光熱費や土地の賃料などの維持管理費も多くかかってきます。
地元工務店の場合は、モデルハウスを持っている会社と持っていない会社がありますが、持っていても1〜2戸程度。
モデルハウスがない代わりに、実際にオーナー宅が完成したときにオープンハウスを開催することでその工務店の家を見学することが可能です。
気になる工務店がいれば、ホームページやSNSからオープンハウスの開催日をチェックしておきましょう!
4.営業マンがいない
これも会社がどのくらいの規模かによって変わりますが、営業マンがいない場合がほとんどです。
社長自ら設計して、オープンハウスで説明して、工事の監理もするという場合も…。
営業マン1人を雇うと500〜1,000万円の経費がかかることを考えると、かなりのコストダウンが可能といえそうです。
ただ、ハウスメーカーで丁寧にお客様扱いされたあとに地元工務店のオープンハウスに行くと、営業慣れしていないせいか全然話しかけてくれなくて寂しい気持ちになることもあります。笑
まあ自由に内覧できるので、それはそれでいいんですけどね!
坪単価60万円台で超高性能な家を建てる方法【我が家の例】
最初に書いたように我が家の坪単価も60万円台で収まっています。
しかも壁はダブル断熱、窓は全箇所オール樹脂トリプルガラスの平屋プランと盛りだくさんです。
大手ハウスメーカーなら坪単価100万超えでしょうね…。
で、我が家の坪単価は、以下のようになっています。(2020年12月現在)
我が家の坪単価
【税抜き】19,156,670円÷35坪=547,000円/坪
【税込み】21,072,337円÷35坪=602,000円/坪
トイレやキッチンのグレードアップなどで、坪単価が上がる可能性もありますが、それでも70万円台まではいかないと思います。
こちらが我が家の坪単価を公開している記事ですので、詳細を知りたい方は読んでみてください。
ハウスメーカーと工務店の価格差は?両社の見積もりを徹底比較!
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坪単価60万円台で超高性能な家を建てる方法【まとめ】
収入が多い人が坪単価の高い大手ハウスメーカーで建てるのは全然問題ないと思います。
大手の方が耐震性能で一歩リードしている印象ですし、倒産リスクも少ないので安心です。
しかし、安く高性能な家を建てる方法があるのに、それを知らないばかりに無理して高額のローンを組んで家を建てるのは間違っていますと私は考えます。
なので、これから家づくりを始める方は、是非地元工務店も検討してくださいね!
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