天井現し（あらわし）のメリット・デメリットを解説

天井現し（あらわし）のメリット・デメリットを解説【天井現しとは】

まず最初に、｢天井現し（あらわし）｣とはどんな天井なのかを解説します。

↓建築中の我が家の天井現しは、こんな感じです。

壁はもちろんこれから仕上げますが、天井はこれで工事完了です。

ちなみに、我が家の垂木はツーバイシックス工法で使われる2×6材（SPF材）を使っています。

天井現し（あらわし）のメリット・デメリットを解説【メリット】

次に、天井現しのメリットですが、以下のようなものがあげられます。

ひとつずつ解説します。

１．天井が高く、開放的な空間になる

なんと言っても、一番のメリットは天井を高く、開放的な空間になることですよね！

さらに、平屋であれば1階に設けたリビングの天井を高くすることが可能です。

↓我が家の場合は、上部にロフトを設けてロフトとリビングの繋がりも意識した空間としました。

２．梁を見せることで、天井のアクセントになる

通常であれば梁などの構造部材は、天井に隠れてしまいます。

しかし、天井現しの場合は、梁を見せることができるので、とてもおしゃれなアクセントになります。

３．天井の施工費がかからない

当然ですが、天井を張るためには、材料費や施工費がかかってきます。

しかし、我が家のように天井現しにして、クロスや塗装などの仕上げを何もしなければ、天井にかかる施工費は０円です。

天井現し（あらわし）のメリット・デメリットを解説【デメリット】

次に天井現しのデメリットを解説します。

ひとつずつ解説します。

１．省令準耐火に適合しない

まず1つ目は、梁などの構造部材を見せることで、火災保険料が割安になる「省令準耐火」に適合しなくなる可能性が非常に高いです。

省令準耐火にすることができれば、火災保険料が最大で半額以下になる場合があるんです。

ゆうき

正直、これはかなり痛いですよね…。

でも、どうしても構造体を見せたかったので、省令準耐火は諦めました…。

２．冷暖房費が多くかかる

天井を高くすることで、暖める空気や冷やす空気の体積が増えます。

その結果、普通の天井高の部屋と比べて冷暖房費が割高になってしまいます。

これについては、高気密高断熱住宅であれば、一度暖めたり冷やしたりさえすれば温度が急激に元に戻ることはないので、あまり気にしなくてもいいと思います。

３．壁の仕上げ面積が増える

天井が高い分、壁をその高い天井まで内装仕上げをする必要があります。

天井の施工費がかからないと先に書きましたが、その分、壁の施工費が増えるので、結局トントンくらいになると理解しておいた方がいいですね。