こんにちは。
絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。
一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。
・無垢フローリングと複合フローリングの違いは?
・無垢フローリングが人気みたいだけど、なんでなの?
・それぞれのメリットとデメリットは?
これらの疑問を解決する記事となっています。
最近は、無垢フローリングが人気ですよね!ただ、デメリットもあるので、この記事を読んで、きちんと自分にあったものを選択しましょう!
この記事の内容
- 無垢フローリングとは?メリットとデメリット
- 複合フローリングのメリット、デメリット
- 選定時の注意ポイント
タップできる目次
無垢フローリング
無垢フローリングって何?
無垢フローリングとは、無垢材でできているフローリングのことです。
無垢材とは、「木材(天然木)をカットしてそのまま」の状態のものを言います。
つまり、無垢フローリングとは「天然木をカットしてそのままのフローリング」なのです。
無垢フローリングのメリット
- 木そのものの素材感を体感できる
- キズがついても補修をすることで、キズを隠したり、直したりできる
1の「木そのものの素材感を体感できる」は、一般的にそう言われていますが、実際、ほとんど違いはありません。
後述しますが、なぜなら、複合フローリングも表面に本物の木材(天然木)を張っているからです。
(木目風のシートを張っているフローリングもありますが、割愛します。)
フローリングメーカーの社員とかでもない限り、無垢と複合の違いがわかる人はほとんどいません。
2は、定期的にメンテナンスをすれば長く使えることを表しています。
無垢フローリングのデメリット
- 比較的高価である
- 水分を含むことで、膨張、反り、割れが起きたり、隙間ができたりする
- 定期的なメンテナンスが必要
デメリットで悩みどころは1と2ですね。
無垢フローリングの厚みは15~18mmくらいなのですが、厚みがある木材はどうしても反ったり、縮んだり、膨張したりします。しかも、とても高価です。
複合フローリング
複合フローリングって何?
複合フローリングとは、カットしたそのままではなく、中心に基材と言われる芯(主に安い外国産の木材)があり、足が触れる表面に薄くスライスした天然木を張り付けているものです。
複合フローリングのメリット
- 比較的安価である
- 水、湿気に強く、膨張、反り、割れが少ない
- ほとんどメンテナンス不要
良い状態に保つには、定期的にワックスがけをしたりする必要がありますが、反りや割れなどのリスクが少なく、安価で肌触りもほとんど変わらないという印象です。
高価な無垢フローリングを採用して、予算オーバーしたり、他を削ったりするくらいなら、複合フローリングで十分だと思います。
複合フローリングのデメリット
- 木そのものの素材感が感じにくい
- 深い傷がつくと、補修が困難
個人的にはあまりデメリットというのは、感じていません。
上記のデメリットは一般的には言われていますが、素材感はあまり変わらない印象ですし、補修できないほどの傷がつくこと自体、稀なことです。
せっかく建てたマイホームで、無垢フローリングを採用して、メンテナンスに時間とお金がかかるのは考え物ですよね。(それが好きならいいのですが、、、)
採用時の注意ポイント
フローリングの採用にあたっては、設計担当者とよく打合せしましょう。
特に床暖房などを採用した際は、無垢フローリングだと熱による膨張・収縮が起こりやすく、不具合に繋がる可能性なども考えられます。
無垢フローリング・複合フローリング:まとめ
個人的には、複合フローリングがおすすめです。
無垢フローリングは、近年とても人気ですが、DIYが苦手で、メンテナンスが苦痛になる方にはおすすめしません。
また、天然木の樹種によっては、比較的安価な無垢フローリングもありますし、高価な複合フローリングもあります。
種類は無数にありますので、設計担当者としっかり打合せして決めましょうね!
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