家づくりを始める前に

ハウスメーカー選びに疲れたら?決めるポイント3つを解説

ハウスメーカー選びに疲れたら? 決めるポイント 3つを解説
ゆうき

こんにちは。

絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。

一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。

・住宅展示場にたくさん行ったけど、どのハウスメーカーがいいかわからない!

・ハウスメーカー選びに疲れて、もう早く決めてしまいたい…。

・ハウスメーカーを決めるときの基準を知りたい。

ひかり

こんな悩みを解決します。

会社によって特徴は様々で、最終的にどのハウスメーカー・工務店にお願いすればいいのかわからない!

という方も多いと思います。

この記事では、ハウスメーカー・工務店を決める際のポイントを一級建築士の私が3つ厳選しましたので、解説します。

こんな方におすすめ

  • ハウスメーカー・工務店選びで失敗したくない
  • 何を基準にハウスメーカー・工務店を決めていいかわからない
  • ハウスメーカー・工務店選びに疲れた…

なぜハウスメーカー選びで疲れるのか?

疲れた女性

ハウスメーカー選び、工務店選びで疲れてしまうのは、大きく2つの原因があると言えます。

疲れる原因

  1. 目的を持たないで住宅展示場に巡りをするから
  2. 十数社、数十社も比較検討するから

ひとつずつ解説します。

1.目的を持たないで住宅展示場巡りをするから

1つ目は、「目的を持たないで住宅展示場巡りをするから」というものです。

家づくりを始めたばかりは、夢のマイホームがいよいよ手に入るという期待感からとてもワクワクして楽しいですよね!

しかし、色んなハウスメーカーや工務店のモデルハウスなどを目的もなしに見に行っても疲れるだけ…。

ゆうき

まずは、自分たちは「マイホームに何を求めるのか」を明確にする必要があります。

人によって、家づくりに求めることは違うものです。

夫婦で家づくりをする方は、お互いでしっかりと「マイホームに何を求めるのか」を話し合う必要があります。

2.十数社、数十社も比較検討するから

ハウスメーカー選びで疲れる原因のもう一つ。

それは、「十数社、数十社も比較検討するから」という理由です。

つまり、比較しすぎということですね。

ゆうき

これから家づくりを始める方は、まず検討する会社を数社に絞ることが必要です。

最初に自分に合ったハウスメーカー・工務店を数社に絞るための方法は、別記事で解説していますので、ご覧ください。

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ハウスメーカー選びに疲れたら、これで決めろ!

家と電球

それでは、本題です。

ハウスメーカー・工務店選びに疲れて、もう早く決めてしまいたい!と思ったとき、「これだけは外せない!」という会社を決定する際のポイントを3つ解説します。

決定するポイント3つ

  1. 高気密高断熱住宅であること
  2. 耐震性能が高いこと
  3. 予算内で建てられること

ひとつずつ見ていきましょう。

1.高気密高断熱住宅であること

他の記事でもいろいろと解説していますが、まずはなんといっても「高気密・高断熱」は、絶対に外せないポイントだと思っています。

ゆうき

理由は、「快適性」に直結するからです!

「寒冷地じゃないから高気密・高断熱じゃなくてもいい」と考えている方もいると思いますが、高気密・高断熱にすることによって、夏も涼しく過ごすことが可能です。

また、冬の暖房費や夏の冷房費の節約になるので、初期費用がかかったとしても長い期間住み続けることで、十分回収できます。

高気密高断熱に深く関わりのあるUA値やC値に関することは、以下の記事で解説しています。

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2.耐震性能が高いこと

地震大国日本に住んでいる以上、耐震性能の高さは必須の項目ですね。

2016年の熊本地震では、益城町で震度7の地震が2度起こりました。

ゆうき

日本の建築基準法では、2度の震度7は全く想定外なんです。

熊本地震では、多くの住宅が倒壊、部分損壊しましたが、耐震等級3を取得していた十数棟の住宅は全棟、地震後もそのまま住み続けることができています。

大手ハウスメーカーでは、ほとんどの会社で耐震等級3に対応可能です。

それに比べて工務店などでは、耐震等級1(建築基準法に適合する最低レベル)が基本となっているところが多いと思います。

ゆうき

その場合は、工務店を通して設計事務所に構造計算を依頼し、耐震等級3で設計してもらうようにお願いしましょう。

また、東北や北海道などの多雪地域では、積雪荷重(雪の重さ)も考慮する必要があります。

積雪荷重を考慮して耐震等級3にすると、間取りに制限が出てくる可能性が高いので、その場合は積雪荷重ありの耐震等級2でもOKだと私は考えています。

ゆうき

その理由としては、「積雪荷重ありの耐震等級2」は、「耐震等級3」に匹敵するとの見解があるからです。

耐震等級、耐震基準については、以下の記事で詳しく解説しています。

合わせて読む
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耐震・免震・制震?日本の耐震基準の考え方、耐震等級とは?【初心者向け】

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3.予算内で建てられること

何と言っても、家づくりは予算ありきですよね。

1の「高気密・高断熱」と2の「耐震性」が抜群でも、予算が足りなければ建てられません。

特に大手ハウスメーカーでは坪単価90万円から100万超えになる場合がほとんどです。

その点、地域工務店であれば大手ハウスメーカーよりも高性能の家を坪単価60~80万円程度で建てることが可能です。

ゆうき

まだ元気がある方は、今からでも地域工務店も検討することを強くおすすめします!

ハウスメーカー選びに疲れたら?決めるポイント3つを解説:まとめ

まとめ

まとめると家づくりに疲れたら、

決めるポイント

  1. 高気密・高断熱か
  2. 耐震性能は良いか
  3. 予算は足りるか

の3点で決めると良いです。

もし、この3つが揃っているハウスメーカーや工務店が2,3社ある場合は、デザインや雰囲気、営業の方などで決めましょう。

ゆうき

「高気密高断熱が得意な地域工務店で耐震等級3(もしくは積雪荷重ありの等級2)で建てる」のがコストも抑えることができ、満足のいく家づくりができますよ。

以下の記事では、工務店をおすすめする理由を詳しく書いています。

是非読んでみてくださいね。

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