こんにちは。
絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。
一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。
・職住融合ってなに?
・「職住融合」を考えた家づくりってどんなもの?
こんな疑問にお答えします。
2020年の新型コロナウイルスの感染拡大を受け、テレワーク・在宅勤務の流れが一気に加速しましたね。
これからの家づくりでは、「職住融合」も考えた家づくりがトレンドとなりそうです。
早速、解説していきます。
タップできる目次
職住融合とは?
まず、「職住融合」とは、「住むこと」の中に「働くこと」を考えた家づくりのことです。
以下は、引用です。
「職住融合」が進む背景
現在、労働人口の約16%がテレワークを実施しており、潜在的には約42%の実施者を見込んでいます。
また、実施者は年々増加している傾向にあり、東京2020オリンピックパラリンピックにむけて政府もテレワークの推進を進めていることから、ますます広がりを見せる見込みです。
そんな中で、テレワークをきっかけに住まいを変化させている人が増加中。室内にワークスペースを取り入れる人や、ワークスペースを室内や共用部に取り入れた物件も続々と登場しています。
また、テレワークの導入により職住近接から解放され、都心から郊外へ引越しする動きもでてきており、郊外の街も変化し始めています。
リクルート
さらに、2020年の新型コロナウイルス感染拡大により、テレワークや在宅勤務する方が一気に増えましたよね。
それに伴って、家の中に勤務スペースを設ける必要が出てきた人が急増しました。
具体的には、どんな家づくりが求められるのでしょうか。
参考
2020年1月、リクルートが「テレワークの普及で職住融合がトレンドになる」と2020トレンド予測の中で発表したことで、この「職住融合」という言葉が普及しました。
在宅勤務の割合は増加している
在宅勤務をしている人の割合はどのくらいなのでしょうか。
国土交通省が2020年3月31日に発表した2019年度テレワーク人口実態調査によると、
・雇用型テレワーカーの割合 → 16.6%
・自営型テレワーカーの割合 → 24.0%
という結果でした。
すごい。こんなにいるんですね!
しかも、下の表にあるように年々増加傾向にあります。
進む「家なかオフィス化」
在宅ワークをすることになると、マイホームの中に勤務スペースを設けなければなりませんよね。
特に、すでにマイホームを建ててしまっている方は、今の間取りの中でどうにかするしかありません。
例えば、次のような方法が考えられます。
「家なかオフィス」を作る方法
- 今の書斎を活用
- リビングの一角に設置
- 納戸を書斎に改装
ひとつずつ見ていきましょう。
1.書斎を活用
書斎をお持ちの方は、書斎をそのまま勤務スペースとして活用できますよね。
特に個室になっていれば、仕事に専念できると思います。
デメリットは、子供がいる場合、子供の様子がわからず不安になることくらいですかね。
うちに、書斎なんてものはないんですけど…。
という方もいると思います。
そんな方は、「2.リビングの一角に設置」または「3.納戸を改装」がおすすめです。
2.リビングの一角に設置
リビングに設置って簡単に言うけど、ちゃんと仕事に集中できるスペースにできるの?
それができるんだな。
☟下の画像は、SuMiKaで販売している「壁にもなる書斎小屋」という商品。
小屋と言っているだけあって、存在感がすごいですね。
リビングに設置するメリットは、小さな子供がいる家庭だと子供の様子を見ながら仕事ができることです。
ただ、集中できるかは、なんとも言えないところですね。
ただ、この「壁にもなる書斎小屋」は、1.5畳のスペースを取りますので、ある程度のリビングの広さがないと設置は難しそうです。
また、設置工事は首都圏限定とのこと。
3.納戸を改装
1~2畳ほどの納戸がある場合は、そこを小さな書斎として改装することも可能です。
書斎には狭いですが、狭い方が落ち着くという人も結構いますよね。
そうそう。
なぜか、狭い方が落ち着くんだよね!
また、新築時にこういう小さめの書斎を作っておくと、書斎を使わなくなったときに納戸として使えるので、とても賢い方法と言えます。
職住融合とは?在宅勤務の増加で進化する家づくり:まとめ
執筆時点の2020年5月現在では、新型コロナウイルスの影響はまだ不透明なところがあります。
しかし、今回のコロナの影響で、さらに在宅勤務が加速されるのは間違いないでしょう。
そのまま、会社に来るなと言われて、在宅勤務が継続する人もいそうですね。笑
今回は、「職住融合」について、紹介しました。
時代によって働き方は変わるので、未来を見越して家づくりをしなければならないので、なかなか難しいですね。
これから家づくりを始める方は、「使わなくなったときに、別用途で使えるか」と考えて家づくりをするといいです。
そうすることで、働き方や生活スタイルの変化に対応できる家を建てられますよ。
\合わせて読みたい!/
間取りのデザイン作成依頼&打合せ方法まとめ。間取りは自分で描いても見せちゃダメ!
続きを見る
まずは平屋を目指そう!平屋のメリットとは?
続きを見る
\にほんブログ村に参加してます!/