こんにちは。
絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。
一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。
・家づくりの資金計画について知りたい!
・資金計画ってどう立てたらいいの?
・新築にかかる費用ってどんなものがあるの?
こんな疑問を解決します。
初めての家づくりの資金計画は、何から始めていいかわかりませんよね?
私も初めはそうでした。
この記事を読んで、家づくりの資金計画について理解しましょう!
タップできる目次
家づくりにかかる費用とは?
家を新築するときには、主に以下の費用がかかります。
家づくりにかかる費用
- 土地代(土地によっては地盤改良費)
- 本体工事費(建物のみ)
- 設備工事費(電気、給排水、冷暖房設備など)
- 外構工事費(カーポート、塀、植栽など)
- 家具、家電、備品購入費
- 建築確認申請、登記等の法定手続き手数料
- 火災、地震保険料
- 引越し代
一戸建てを新築するには、建物以外にも様々な費用がかかりますね。
それでは、具体的な資金計画の立て方を見てみましょう。
資金計画を立てよう!
まずは「いくら用意できるか」を確認しましょう。
用意できる金額の算定
- 頭金
- 住宅ローンの借入れ
- 公的補助
- 手元に残す資金
1.頭金
まず頭金はいくら用意できるか確認しましょう。
以下の合計金額はいくらになりますか?
- 貯蓄
- 援助金
- 貯蓄型保険等の積立額
1の「貯蓄」は、普通預金や定期預金の金額の合計を算出してみましょう。
2の「援助金」は、親や祖父母からの贈与を指しています。金額が多い場合は、贈与税がかかりますので、贈与税の額をあらかじめ差し引いておきましょう。
3の「貯蓄型保険等の積立額」は、解約の予定がなくても現在いくら貯まっているのか確認しましょう。
ちなみに私たちは、
1.貯蓄→250万円
2.援助→ 200万円
3.貯蓄型保険等の積立額→150万円
の合計600万円です!
他にも、株を持っていたり現金として換算できるものは全て算出して、トータルいくら手元にあるのかを明確にしましょう!
頭金は多いに越したことはないですが、今の時代、多くの頭金を捻出できる家庭は少数派なので、最低いくら必要という情報はあまり気にしなくても良いです。
2.住宅ローンの借入れ
次に住宅ローンの借入額を算出します。
借入額の算出手順
- 無理のない返済額を算出
- ローンの種類を決める
1.無理のない返済額を算出
それでは、以下の式で計算してみましょう。
step
1住宅費に充てれる金額を算定
「家賃(1ヶ月分)」+「住宅費に回せる金額(1か月分)」= 月 〇〇〇〇〇 円 ・・・①
step
2返済にあてられる金額を算定
「①の金額」ー「修繕に積み立てる金額(1ヶ月分)」= 月 〇〇〇〇〇 円 ・・・②
step
3返済期間を算定
「65歳」ー「返済開始時の年齢」= 〇〇 年 ・・・③
step
4下表で無理のない借入額を算定
「②の金額」÷下表の数値×100= 〇〇〇〇〇 万円
我が家は、
・②の返済額 月75,000円
・返済期間 30年
です。
私は、今後パートをする予定ですが、パート代は全て貯蓄する計画です。
上記の式に当てはめてみると、
75,000円÷3309円×100=約2270万円
となりました。(仮に金利1.2%を採用)
えっ…。す、少ない…
正直、予算的にかなりカツカツなので、保険や携帯電話料金の見直しなど節約が必要ですね…。
↑しかし、この予算でも工務店なら理想の家が建てられます!
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2.住宅ローンの種類を決める
住宅ローンについては、後日別記事で詳しく解説します。
金利タイプの主な種類は、下表のとおりです。
金利タイプの種類 | 特徴 |
---|---|
固定金利選択型 | ・固定金利期間が設定されている ・固定期間終了したら金利タイプを再選択 ・経済的に余裕ある人におすすめ |
変動金利型 | ・返済額が変動 ・短期でローンを組む人におすすめ ・経済動向に敏感な人におすすめ |
全期間固定金利型 | ・返済額が固定 ・安定した収入源が見込みる人におすすめ |
3.公的補助
2020年現在の補助は、主に以下のものがあります。
補助の種類
- すまい給付金
- 住宅ローン減税
- ZEH(ゼッチ)補助金
他にも非常に多くの補助があります。
自分の計画しているマイホームで使える補助は、必ず使いましょう!
「住宅の補助金・減税・優遇制度オールガイド」で、詳しく解説しています。
4.手元に残す資金
手元資金は、もちろん多く残すことに越したことはありませんが、多く残せるなら住宅ローンの借り入れを減らせばいいですよね。
要は、バランスが大切です。
一般的には、
サラリーマン → 手取り月収の3~4か月分
自営業 → 手取り月収の6~12か月分
があれば安心とされています。
私は、サラリーマンのため、
月収30万円×4か月=120万円
は、最低限手元に残しておきます。
一級建築士って給料安いのね…。
うっ…。気にしてるのに…。
家づくりの資金計画:まとめ
いかがだったでしょうか。
資金計画が見えてくると、建てられそうな住宅の規模などが見えてきますよね!
我が家は、
頭金600万円+ローン2,270万円ー手元資金120万円=2,750万円
となりました。
これが「住宅購入の予算」となります!
我が家は、予算的にかなり厳しいですが、援助があるのと土地を贈与してもらう予定なので、とてもありがたいです。
予算が決まると、どのくらいの規模の家が建てられるか具体的になります。
皆さんも、まずは予算を決めてみましょう!
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