家づくりを始める前に 間取りのこと

「I字の庇付き平屋」がやっぱり最強だと思う

「I字の庇付き 平屋」がやっぱり 最強だと思う
ゆうき

こんにちは。

絶賛、マイホームを計画中の「ゆうき」です。

一級建築士として、現場監督や設計、工事監理の経験が10年以上あります。

・I字の平屋って実際どうなの?

・平屋の形で一番いいのは、どんな形?

・平屋で省エネ住宅を建てたい!

ひかり

こんな疑問にお答えします。

私たちも平屋でマイホームを計画中で、いろいろと間取りや平面形状を検討中です。

そして、最終的に、

ゆうき

「I字の庇付き平屋」がいろいろな面で最強かも…。

と思うようになりました。

その理由も含めて解説します。

この記事の内容

  • 平屋の形状の種類
  • I字の平屋について
  • I字の平屋はここが最強

平屋の形状の種類

家の模型と図面

平屋の形状は、無数にありますが、代表的なものは次の4つがあります。

主な平屋の形状

  1. 正方形
  2. 長方形(I字)
  3. L字
  4. コの字

それぞれの形状の特徴を見てみましょう。

1.正方形

正方形の特徴は、以下のとおりです。

正方形の特徴

  1. 構造的にバランスが良い
  2. 間取りの計画がしやすい
  3. 北側の日照が確保しにくい

1は、地震時に必要な耐力壁をX方向とY方向にバランス良く配置しやすいため、構造的にバランスが良いと言えます。

2は、部屋の配置がしやすく、理想の間取りプランが作成できるでしょう。

3は、デメリットですが、北側の日当たりが悪く、日照を確保するのが困難になります。

ゆうき

北側の部屋は、冬場、日射取得による室温上昇が望めず、窓の結露が発生する可能性が高いです。

2.長方形(I字)

長方形(I字)の特徴は、以下のとおりです。

長方形(I型)の特徴

  1. 冬場の日射取得がしやすい
  2. 夏場の日射遮蔽がしやすい
  3. 構造的なバランスがやや取りづらい

1は、南面に大きな窓を設け、リビングや各居室を配置することで、日当たりが良く、冬場は暖房費の節約につながります。

2は、適切な高さ・長さの庇を設けることで、夏場はしっかりと日射を遮蔽することもできます。

3は、デメリットですが、正方形に比べ、バランスを取りづらいと言えます。

ゆうき

長方形の長手ながて(長い辺の方向)は、壁がたくさんあるので問題ありませんが、短手みじかて(短い辺の方向)は、壁が少なくなってしまうんですね。

3.L字

L字の特徴は、以下のとおりです。

L字の特徴

  1. 庭のプライバシーを確保しやすい
  2. 複雑な敷地形状に対応できる
  3. 部屋間の室温差が大きくなる

1は、2方向からの視線を遮ることができるので、フェンスや植栽などで視線を遮らなくてもある程度のプライバシーを確保できることができます。

2は、特殊な敷地形状でも建物の向きを変えることで平面計画がしやすいと言えます。

3は、デメリットですが、北側の日射取得が難しいことから北面の部屋と南面の日射が当たる部屋との室温差が大きくなる傾向にあります。

ゆうき

ただ、断熱性・気密性を向上させることで室温差を限りなく無くすことができるので、さほど気にしなくてもいいと思います。

4.コの字

コの字の特徴は、以下のとおりです。

コの字の特徴

  1. L字よりもさらにプライバシーを確保しやすい
  2. 外壁の面積が大きくなる

1は、コの字の中央部分を活用することで、プライバシーを確保した庭をつくることができます。

ゆうき

シンボルツリーを植えるとさらに素敵な空間が完成しますね!

2は、外壁の面積が大きくなることで、工事費が上がってしまうというデメリットがあります。

「I字の庇付き平屋」がやっぱり最強

平屋

それでは、「I字の庇付き平屋」が最強と思う理由を解説します。

「I字の庇付き平屋」の特徴は以下のとおりです。

長方形(I字)の特徴

  1. 冬場の日射取得がしやすい
  2. 夏場の日射遮蔽がしやすい
  3. 階段スペースが必要ないため、面積を有効活用できる
  4. 平屋にすることで構造的に有利
  5. 2階建てに比べて割高

ひとつずつ見ていきましょう。

1.冬場の日射取得がしやすい

先に申し上げたように、長手を南に面するように配置することで、冬場の日射取得がしやすく、冬場の暖房費を節約できる効果があります。

2.夏の日射遮蔽がしやすい

さらに、ほどよく庇を伸ばすことで冬場の日射取得をしつつ、夏場の日射を防ぐこともできます。

ゆうき

逆に夏は、日射を防ぐことで冷房費の節約になるんですね!

松尾設計室松尾先生の著書「ホントは安いエコハウス」の中でも以下のように語っています。

「冬の日射取得」は暖かさを得るための要素のうち5割、「夏の日射遮蔽」は涼しさを得るための要素のうち7割を占める最重要項目です。

例えば、南面の1間幅、高さ2m(3.3㎡)の掃き出し窓1カ所では、晴れていれば、夏冬ともコタツ1台分の熱がそれぞれ出入りします。

冬はこの「熱を取り入れること=お金」になりますし、夏は「熱を遮ること=お金」となります。

ホントは安いエコハウス(日経BP社)

高気密高断熱住宅を

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3.階段スペースが必要ないため、面積を有効活用できる

階段は、上下階に移動するためのもので、廊下と同じで住むうえでは必要のないスペースですよね。

階段のスペースに1.5坪使っていれば、坪単価60万円とすると90万円も階段にお金をかけていることになります。

平屋をおすすめする理由は、他にもあり、別記事で解説しています。

合わせて読む
平屋メリット
まずは平屋を目指そう!平屋のメリットとは?

続きを見る

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4.平屋にすることで構造的に有利

建物は、階数が多くなるほど1階にかかる荷重が大きくなり、構造的に不利となります。

2階建てでも、構造計算をして耐震等級3を取得していれば問題ありませんが、2階建ては構造計算なしで建てることができます。

ゆうき

構造計算をしていない平屋と2階建てで比較したとき、平屋が構造的に有利になるんですね!

耐震等級については、別記事でも解説しています。

耐震・免震・制震
耐震・免震・制震?日本の耐震基準の考え方、耐震等級とは?【初心者向け】

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5.2階建てに比べて割高

最後は、デメリットになります。

平屋にした場合は、基礎や屋根の面積が大きくなるため、坪単価が高くなります。

ただし土地の広さとお金が許せば、平屋はとても贅沢な暮らしをすることができます。

ゆうき

我が家ももちろん、平屋で新築予定です!

「I字の庇付き平屋」がやっぱり最強だと思う:まとめ

平屋

平屋は他にも、天井を高くして開放感のある空間としたり、ロフトを作って遊び心のある家にすることもできます。

2階建てだと、1階部分の日射遮蔽ができない場合が多いですが、そういう場合は屋外にブラインドやシャッター、シェードなどを取り付けると効果的です。

先に紹介した「ホントは安いエコハウス」のほかに、こちらの書籍もとてもおすすめです。

ゆうき

昔は、高気密高断熱は寒冷地だけというのが常識でしたが、比較的温暖な地方でも冬はかなり寒いのが現状ですよね…。

寒冷地はもちろん、温暖地でも夏涼しく冬暖かい快適な家を建てたいなら、どちらも必読ですよ!

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